平和の種

2019/08/10
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今年も、当たり前のことだが、8月9日を迎えた。

今日も朝から強い日差しが照り付け、気温もどんどん上昇している。

74年前のこの日もそうだったのだろうか?一瞬の閃光を見るまでは・・・。

その閃光の直後、長崎は地獄絵と化した。

黒く焼けただれた人、腕や足がもぎ取られ呆然としている人、水を求めて力なく歩く人・・・。

自分自身、この光景を直接目にしたわけではない。

しかしその時の光景がしっかりと脳裏に浮かぶ。

小学生の頃からずっと、この日は学校で被爆されたの方の話や原爆の恐ろしさについてたくさんの話を耳にしてきた。

その頃耳にした話や目にした写真は今でも忘れることはない。

そして「原爆はいらない」「戦争はいけない」ということを強く学んできた。

このことが74年前の8月9日、長崎に原爆が落とされた時の様子を思い浮かべることができる背景となっていることは疑う余地もない。

今でも長崎では夏休み中にもかかわらず、8月9日は登校日であり、平和について学ぶ時間が設けられている。

今朝、長崎平和公園の近くでは、平和式典に参加する多くの人を見かけた。

高齢者の方も多く見られたが、小中学生や高校生の姿も多数あった。

若い世代が長崎原爆の悲劇から目をそらさず、伝え続けようとする姿に心を打たれるとともに誇りにも思えた。

今回の平和式典の中で長崎市長が読み上げた長崎平和宣言の一節に次のようなことばがある。

「人の痛みがわかることの大切さを子どもたちに伝え続けましょう。それは子どもたちの心に平和の種を植えることになります。」

今我々にできること。この一文に尽きるのではないだろうか。