７６回目の８月９日 | 実施している就労支援の内容を読みやすくまとめ長崎から発信しております

　昨日までの台風９号の心配が嘘のように、２０２１年８月９日はいつもと変わらぬ、熱い日となりました。今日は７６回目の長崎原爆の日です。いつもなら学校で行われる平和集会も、台風９号の影響や新型コロナウイルス感染拡大のため、学校に集合せず、自宅で平和について考えることになりました。ドリームパークもお休みのため、それぞれが自宅で平和について考え、祈ることにしています。

　昨日まで行われていた東京オリンピック。選手の皆さんの活躍には、大きな感動と勇気をもらいました。世界の様々な国から、ただそれぞれの競技を行うために集い、差別や偏見もなく、お互いをリスペクトした上で競うからこそ、勝った人の笑顔も、敗れた人の涙も、観ている人の感動を呼ぶのだと思います。お互いを認め合う思いがあれば、決してそこに争いごとは起こらないはずです。だからオリンピックは「平和の祭典」と言われるのではないでしょうか。

　個人的にはオリンピック閉会式のために、祝日の「山の日」が８日に変更され、今日８月９日が振替休日と呼ばれることに寂しさを感じます。オリンピックが平和の祭典であるのならば、８月６日の広島原爆の日や今日の長崎原爆の日は、世界中で平和について考える、核がもたらす悲惨さについて考える、絶好の機会だったように思います。６日に競技者や関係者みんなで黙とうし、閉会式を９日に行って、その中で黙とうや平和について宣言する機会があれば、新型コロナウイルス感染拡大状況下の中で、あえて開催した意義があるのではないか・・・そう思わずにはいられません。

　長崎県に生まれ育った者の使命として、これからも世界の平和と核のない世界を共に考え、訴え続けていきたいと思います。