７７回目の原爆の日 | 実施している就労支援の内容を読みやすくまとめ長崎から発信しております

連日の猛暑。今日の長崎の最高気温は３５℃。出会った人には「暑いですね・・・。」というあいさつが当たり前になってきている。７７年前の８月９日も暑い日だったと聞いた。同じように顔を合わせた人に「暑いね・・。」という言葉を交わしたに違いない。あの時までは・・・。

１１時２分。長崎上空に原爆が投下され爆発した。記録によると爆心地近くの温度は４０００℃、そこから１キロ離れたところでも１８００℃まで達したらしい。「暑い」どころではない。何気ない、あたりまえの日常が一瞬にして奪われた。その一瞬で起こったことを決して忘れてはいけない。

ロシアによるウクライナへの侵攻が始まり、核兵器の使用をちらつかせ、世界を脅かしている。今、核拡散防止条約再検討会議が開催されているが、必要なのは核拡散防止ではなく、核廃絶である。最近「核抑止力」という言葉をよく耳にする。しかし、核兵器がある限り、核兵器の数の分だけリスクもある。いま改めて長崎、広島、そして日本から核廃絶に向け、世界中に語りかけ、行動を起こすべきではないだろうか。長崎、広島、日本にはその権利と義務があるのだから・・・。